平素よりさくらのクラウドをご利用いただき、誠にありがとうございます。
LinuxカーネルのIPv4/TCP通信処理に関する脆弱性(CVE-2026-98432)が報告されています。
本脆弱性は、LinuxカーネルのIPv4 TCP接続処理におけるuse-after-freeの脆弱性で、特定の条件下において、外部から細工されたIPv4 TCPパケットを送信することにより、サービス停止や任意のコード実行につながる可能性があります。
さくらのクラウドにおける本脆弱性への対応状況について、以下のとおりご案内いたします。
さくらのクラウドのサーバサービスをご利用のお客様へ
さくらのクラウド上に作成されたサーバのOSおよびソフトウェアについては、お客様にて管理いただいております。
Linuxを利用しているサーバについては、ご利用のLinuxディストリビューションが提供するセキュリティ情報をご確認いただき、修正済みカーネルへの更新など、OSのアップデートを適用してください。
修正版をすぐに適用することが難しい場合は、ご利用のLinuxディストリビューションが提供する情報をご確認のうえ、案内されている緩和策の適用をご検討ください。
また、同時に「パケットフィルタ」の機能を活用し信頼できる接続元に制限するなどの措置もご検討ください。
なお、パケットフィルタリング等による緩和策は本脆弱性への露出を低減するための暫定的な対策であり、根本的な対策とはなりません。修正版が提供されている環境では、修正済みカーネルへの更新を推奨します。
※OSのアップデート後に再起動が必要な場合は、「停止→起動」ではなく「再起動」操作での対応をお願いします。OSパッチの適用等は「再起動」操作のみで完了するため、「停止→起動」を行う必要はありません。
さくらのクラウド 基盤システム・提供サービスへの影響について
さくらのクラウドの基盤システム、および当社が管理する提供サービスについても、本脆弱性の影響調査および必要な対策を進めています。
エンハンスドロードバランサ、VPNルータ、AppRunなどの各種マネージドサービスにつきましては、順次、本脆弱性に対する緩和策の適用を実施しています。
VPNルータやデータベースアプライアンスの「ネットワーク制限」などの機能を活用し、信頼できるアクセス元であるかのご確認をお願いいたします。
現時点において、本脆弱性に関連するとみられる、さくらのクラウドの基盤システムおよび提供サービスへの影響は確認されていません。
引き続き、本脆弱性に関する情報を確認しながら、必要な対応を進めてまいります。
本件に関する情報に更新がありましたら、本クラウドニュースにてご案内いたします。
関連リンク
・CVE-2026-98432(NVD)
・Red Hat Security Bulletin(CVE-2026-98432)
・Ubuntu Security(CVE-2026-98432)


