2023年9月14日より、ウェブアクセラレータがBrotli圧縮コンテンツの配信に対応いたしました。
Brotli(識別名:br)は一般的なgzipよりも優れた圧縮率とされるオープンソースのロスレス圧縮アルゴリズムです。
主要ブラウザでも広く対応しておりコンテンツの転送量削減にも有効ですので是非ご利用ください。
Accept-Encoding の正規化(ノーマライズ)選択の追加
ウェブアクセラレータではコントロールパネルの設定 – Varyサポート機能項目の「Accept-Encoding正規化」から「brとgzipの組に正規化」を選択し、オリジンサーバのレスポンスヘッダに、Varyヘッダの指定及び指定した内容に応じたコンテンツの出し分け設定をすることで利用できます。
Accept-Encodingの正規化をご利用いただくには、「Varyサポート機能」を有効化してください。
Varyサポート機能について
Varyサポート機能とはオリジンサーバでコンテンツをクライアントに応じて出し分けている(圧縮・非圧縮など)場合に、Varyサポート機能を利用することでウェブアクセラレータでもコンテンツを出し分けてキャッシュ配信できる機能です。
<主な活用方法>
・圧縮・非圧縮の出し分け(非圧縮あるいはgzip,Brotli での圧縮)
・オリジン間リソース共有 (Cross-Origin Resource Sharing) (CORS)
Varyサポート機能は有効にすると、1つのURLに対して複数のキャッシュを保持しクライアントに応じてコンテンツを出し分けて配信できます。
(※Varyサポート機能無効時は、1つのURLにつき保持するキャッシュは1つのみで、全てのクライアントに同じコンテンツが配信されます)
「Varyサポート機能」と「Accept-Encodingの正規化」のご利用方法については、Varyサポート機能の利用をご覧ください。
また、オリジンサーバにおいてもAccept-Encodingに応じた配信の設定が必要です。機能のご利用前に、マニュアル内のご利用上の注意事項をご確認いただきますようお願いいたします。
今後ともさくらのCDN ウェブアクセラレータをよろしくお願いいたします。