本日、さくらのクラウドにおいて構成管理機能「リソースマネージャー」のリリースを行いました。
これまではサーバー等のリソースをコントロールパネルより個々に作成する必要がありましたが、「リソースマネージャー」を利用することにより、(コントロールパネル上で)複数台のサーバー作成や、ロードバランサーなどの構成情報をHashiCorp Terraformのコードで定義することで複雑な構成でも一括で構築や変更・削除などの管理をすることができます。※一部コードは利用制限しております。
これにより、お客さまのインフラ構築・管理にかかる時間とコストを大幅に削減することを実現し、初めて利用する方でも、予め用意された構成テンプレートを用いることで標準的な複数台サーバーの環境を手軽に構築できるようになります。
また、この機能はHashiCorp社が提供するオープンソース版HashiCorp Terraformをベースに、さくらのクラウドユーザーコミュニティ「Sacloud」がオープンソースとして開発した「Terraform for さくらのクラウド」を利用して提供しております。
さくらのクラウドユーザーコミュニティ「Sacloud」は主に下記で活動しております。
・さくらのクラウドユーザーコミュニティ「Sacloud」
https://github.com/sacloud
・チャットツールSlack 「Sacloudワークスペース」
https://slack.usacloud.jp/
ご利用方法
下記のマニュアルをご覧ください
https://manual.sakura.ad.jp/cloud/resource-manager/
Terraform for さくらのクラウド 設定リファレンス
テンプレート作成に関わる設定リファレンスは下記をご覧ください
https://sacloud.github.io/terraform-provider-sakuracloud/
※一部対応していないコマンドがあります。
サンプルテンプレート
リリース当初は4つのテンプレートをご用意しています。
- Webサーバを2台構築しロードバランサにて冗長化する構成
※ Sandboxではリソース内の設定変更が伴うため正常に動作しません。 - VPCルーターを設置しその配下にサーバを構築する構成
※ Sandboxではリソース内の設定変更が伴うため正常に動作しません。 - サーバを1台構築しシンプル監視する構成
※ Sandboxではシンプル監視のリソースは作成されません。 - 複合構成
DBやNFSアプライアンスも利用した複合構成
※ Sandboxではリソース内の設定変更が伴うため正常に動作しません。
今後もお客様のご要望にお応えし、随時機能改善を進めますので、サービスに対するご要望は、「さくらのユーザーフィードバック」をご活用ください。