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このたび、DNS(アプライアンス)サービスにおいて、お客さまのプライベートネットワーク内で利用する独自のゾーンおよびプライベートIPアドレスを管理できる 「プライベートホストゾーン」機能を提供開始しました。
機能概要
・ スイッチで作成したプライベートネットワーク内に限定したDNSゾーン(例:`example.internal`)を作成可能
・ ゾーン内に A/AAAA/CNAME などのリソースレコードを登録し、プライベートネットワーク内のサーバからDNS名で参照可能
・ プライベートホストゾーンの利用には、DNS(アプライアンス)でのゾーン作成に加えて VPNルータのDNSフォワーディング機能 が必要
・ 外部インターネットからの名前解決要求には応答せず、内部ネットワークのホスト名を秘匿可能
「プライベートホストゾーン」機能を活用することで、内部サービスのホスト名を一元管理でき、プライベートIPアドレスを意識せずDNS名で参照できるため、運用効率の向上が期待できます。
また、 サイト間VPNやプライベートリンクと組み合わせることで、より柔軟なネットワーク構成を実現できます。
利用方法
プライベートホストゾーンを作成する際は、DNS(アプライアンス)のゾーン作成画面にて「 プライベートホストゾーンを有効にする」を選択します。
なお、ゾーン作成後に本設定を変更することはできません。
作成したプライベートホストゾーンは、通常のDNSゾーンと同様にDNSレコードを管理できます。
名前解決を行うためには、VPNルータのDNSフォワーディング機能を設定する必要があります。
VPNルータのコントロールパネルにて、プライベートホストゾーンのゾーン名およびDNSサーバを指定してください。
設定完了後は、VPNルータ上のDNSサーバを経由して、プライベートネットワーク内で名前解決が可能になります。
詳細な手順は、以下のマニュアルをご参照ください。
・ DNS(アプライアンス)マニュアル
・ VPNルータ マニュアル
さくらインターネットでは、今後もお客さまの利便性向上とサービス品質の向上に努めてまいります。
引き続き「さくらのクラウド」をご愛顧賜りますようお願い申し上げます。





