「GSLB(広域負荷分散)」において、実サーバとして IPv6 のアドレスの登録が可能となりました。IPv6のアドレスを実サーバとして登録することで、AAAA DNSレコードの問い合わせに応答するようになります。
これにより、IPv6でもシステムの可用性を向上させることができます。
GSLBにて重み付け応答「無効」を設定し、実サーバとして、IPv4のアドレス「203.0.113.4」「203.0.113.5」、IPv6アドレス「2001:db8::4」「2001:db8::5」を登録した際のDNSレスポンスは次のようになります
% dig +nocmd +nocomment +nostat site-NNNNNNNNNNN.gslb.sakura.ne.jp ;site-NNNNNNNNNNN.gslb.sakura.ne.jp. IN A site-NNNNNNNNNNN.gslb.sakura.ne.jp. 0 IN A 203.0.113.4 site-NNNNNNNNNNN.gslb.sakura.ne.jp. 0 IN A 203.0.113.5 % dig +nocmd +nocomment +nostat site-NNNNNNNNNNN.gslb.sakura.ne.jp AAAA ;site-NNNNNNNNNNN.gslb.sakura.ne.jp. IN AAAA site-NNNNNNNNNNN.gslb.sakura.ne.jp. 4 IN AAAA 2001:db8:1::4 site-NNNNNNNNNNN.gslb.sakura.ne.jp. 4 IN AAAA 2001:db8:1::5
また、IPv6アドレスへの対応に伴い、ヘルスチェックのアクセス元アドレスにIPv6アドレスが追加されました。
2401:2500:109:1000::/64 2001:e42:107:101b::/64
こちらは実サーバにIPv6アドレスを登録した際にのみ利用されます。
GSLBについてより詳しくは、マニュアルをご確認ください。
今後もお客様のご要望にお応えし随時機能改善を進めますので、サービスに対するご要望がありましたら「さくらのユーザーフィードバック」までお気軽にお寄せください。