本日、さくらのクラウドに新たなスタートアップスクリプト「Rancher2セットアップ」を追加しました。
このスタートアップスクリプトを活用することで、さくらのクラウドではRancherやKubernetes環境をスタートアップスクリプトで構築することが可能になり、より簡単にコンテナの導入が行えるようなります。
Kubernetesは、クラウド事業者やネットワーク・地理的な位置などによらず、自身が所有する多数のコンテナサーバを統合的に管理することが可能となるツールです。また、そのKubernetesを導入したサーバの構築を簡単に行えるようにしたものがRancherです。
同時にRancher上からKubrtnetesクラスタを素早く展開できるように、Rancher用のドライバui-driver-sakuracloudの導入も一括して行うことができます。
ご利用方法
Rancher2セットアップ
コントロールパネル上から「Rancher2セットアップ」のスタートアップスクリプトを選択し、必要項目を入力しサーバの作成を行います。
なお、サーバ作成の権限を持つAPIキーが必要となります。
サーバの作成後は 「 https://サーバのIPアドレス/ 」にブラウザからアクセスを行ってください。
※ウェブUIのアカウントは「admin」とスタートアップスクリプトで設定したパスワードを入力してください。
ログイン後に表示される「クラスターを追加」を選択してください。
プロバイダーとして「さくらのクラウド」が登録されておりますので、こちらを選択します。
必要事項を入力してKubernetesクラスタを作成します。
作成が行われると実際にさくらのクラウドのコントロールパネル上に作成されていることが確認できます。
Rancherの利用方法の詳細は公式のドキュメントをご確認ください。
今回のスタートアップスクリプトではさくらのクラウドのGithubリポジトリにていただいたプルリクエストにより追加されました。他にもスタートアップスクリプトでのインストールが行えるツールの追加希望がございましたら、お気軽にこちらの手順を参考にプルリクエストをお願いいたします。